こんにちは、少し間が開いてしまいました三葛屋スタッフです。
実は正月から風邪をひいてしまいまして、ヒィヒィ言っておりました。今年の風邪はお腹にくるらしいので、皆さんご注意くださいませ。
さてお腹といえば、毎月23日は「2と3」=「にゅうさん」の語呂合わせで、「乳酸菌の日」だそうで。「生きたまま腸に届く!」とか「乳酸菌でお腹キレイに!」と、人間むけにも多く宣伝されている乳酸菌ですが、ワンちゃんネコちゃんの腸にも腸内細菌はいます。
ペットのお腹の調子が良い・ということは、ペットの健康にとって大きな意味があるのですが(実際、ワンちゃんの胃腸・お腹・便のための品、ネコちゃんの胃腸・お腹・便のための品が当店でもお取り扱いしていますが)、しかし実際のところペットの腸の中にいる細菌が、どういう事をしてるのか?というのは分かりにくいですよね。
軟便が続く・下痢が続くといった、飼い主さんの目に分かる状態ならばまだ良いのですが、実際には目に見えないところで進行していくものです。
(余談)愛犬の下痢や便秘で考えられる病気(一例)
| 食欲があり元気だけど下痢 |
食べ過ぎ、牛乳屋脂肪分の摂取による下痢 |
| 嘔吐や発熱を伴った下痢 |
寄生虫、細菌感染、食中毒 |
| 水様便、血便、粘液便 |
ジステンバー、パルボウィルス感染症、コロナウィルス性胃腸炎 |
| オス犬で酷い便秘 |
前立腺の異常 |
| 便秘と下痢を繰り返す |
腸の潰瘍、腸管の異常、感染症、会陰ヘルニア |
| 嘔吐を伴った便秘 |
腸閉塞 |
上記の例は異常な下痢や便秘から分かる病気の一例ですが、実際はそういった胃腸の健康は日頃の積み重ねである程度回避できるものです。
今日は折角の「乳酸菌の日」ですから、本エントリはペットのお腹の健康、乳酸菌について、少しダラダラ書かせてもらおうと思います。
そもそも「乳酸菌」とは?
実は「乳酸菌」なる名前の菌は存在しません。特定の菌を指すものではなく乳酸を作りだす菌の総称とお考えください。腸内にある乳酸菌には、腸の状態を整える腸内細菌、俗に言う「腸内の善玉菌」を増やす働きをします。実際にワンちゃん・猫ちゃんの腸の状態が良いと、摂取された栄養素を効率良く消化吸収できますし、また腸壁に貼り付いて病原菌をブロックしてくれますし、免疫力強化等の働きをしてくれる訳です。
よくペットの健康のバロメーターの一つとして、飼い主様がよく観察すべきものに、ペットのウンチがありますが、このウンチの状態の良い・悪いは、ペットの腸内環境と密接に関係しておりますから、やはりペットの健康と胃腸の健康というのは切っても切れない関係と考えて良いでしょう。
ペットにとっての「お腹の健康」とは…
ではペットの腸内環境が良くない・というのは、どういう状態なのでしょうか?
なんだか長くなってしまいそうですがムリヤリ一口で言うと、腸内細菌のバランスが整っていない状態です。犬ネコ共に、腸内には膨大な数の細菌が一定のバランスを保って定着しているものなのですが、このバランスが崩れて、腸内にいる有益な菌(主に乳酸菌)が減り有害菌や病原菌などが増加すると、様々な弊害が起こります。
犬ネコの腸内細菌のバランスが崩れると?
- 体内で有害物質が産生しやすくなる
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そもそも腸内細菌の中には、有害物質・発癌物質の分解したり排泄したりする働きをしているものが多くあります。
例えば、消化管に定着して免疫系が活性化させていたり。
例えば、ホルモン(ステロイドホルモン)やビタミン(B1、B2、B6、B12、葉酸、ビオチン、ビタミンK)等を作るのを手伝ってくれていたり。
例えば、脂質(コレステロール、中性脂肪)の消化や吸収をコントロールして、余分な脂質を排泄する手伝いをしてくれていたり。
そういった事をしている彼らが少なくなることで、アンモニア、硫化水素、インドール、フェノールなどの有害物質が、わが顔で増えてくる訳です。
- 有害な菌が体内で増殖する
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上述の働き以外にも、腸内細菌は消化管壁に定着し壁面を覆うことによって侵入した病原菌や有害菌の増殖を防ぎ、感染からペットたちを守っています。しかし菌バランスが崩れて、腸内の有益な菌が減ってしまうと、いつもは少なかった有害菌が増殖えて感染症などを引き起こす原因となります。
- 下痢・便秘が起こりやすくなる
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上記2点で触れた病原菌や有害性菌を、「これはイカン!」と身体の外に出そうとして、排泄現象としての下痢が起こります。また元々、腸内の有益菌は腸を刺激して蠕動運動を活発化させる働きもしていますので、彼らが少なくなった事で腸の運動が不活発になり、便秘がおこったりもします。
- 発癌リスク、アレルギー症などが発生しやすくなる
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これは少々長期的な話になりますが、まず自然な免疫力が低下することにより、様々な疾病を併発するリスクをが上がります。ニトロソアミンやトリプトファン代謝物といった発ガン性物質も作られやすくなり、発がんリスクも高まる訳です。
またアレルギー(アトピー等)は、そもそも過剰な免疫反応のことを言いますからコレも言わずもがなですね。元から持っていた免疫力が正常に働かず誤作動と起こしているアレルギー症状というならば、そのリスクは非常に高いものとなります。
ペットの腸内細菌のバランスを整えるための食品
以上、腸内細菌のバランスを整えることの大切さをお話しました。
では、犬ネコのお腹の働きを良くするためヨーグルトやチーズなど人間が食べる乳酸菌食品を与え、彼らの腸内環境を良くすることができるか?と言うと、難しいところです。
大昔の(犬が狼、ネコも山猫の時代)狩りをし生肉を食べていた時代には、獲物の内臓とくに腸の内容物が、彼らの身体に生きた乳酸菌を提供していましたが、既にその時点からヒトと異なっていますよね。犬にはイヌ由来、猫にはネコ由来の乳酸菌の方がより有効に働くことは言わずもがなです。
(人間用と異なる犬用チーズ・ヨーグルト、猫用のチーズ・ヨーグルトが別にあるのは、乳酸菌うんぬんよりもカロリーや塩分が大きい理由なのですが、それはまた別の機会に)
例えば有名なセレクトバランスは、犬ネコ総合栄養フードを提供している老舗ブランドですが、ここは総合フードとは別に「セレクトバランス 乳酸菌ゴールド 犬用顆状」や、「セレクトバランス 乳酸菌ゴールド 猫用顆状」と、わざわざ分けて製品を提供しています。
セレクトバランスメーカーHPにも「ドッグフードでも補い切れないものが乳酸菌」とあるように、現在、総合栄養食として主流のドライフードで、乳酸菌を増やすオリゴ糖などを配合して「間接的に」乳酸菌増加のサポートを狙った品ならあるものの、乳酸菌を「生きたまま配合」という品は、まだまだ少ないように思います(そういう品物も勿論ありますが!)。
当店で販売しているお腹の健康を考え乳酸菌の効果をうたった品も、「ペットナチュラル 乳酸菌・酵素 犬用サプリメント」や人間用の薬もつくっている現代製薬さんの「現代製薬 乳酸菌・プラス おなかの健康(粒状) 犬猫用」、また前述のセレクトバランスが提供している「セレクトバランス 乳酸菌ゴールド 犬猫用タブレット」など、フードとは別のサプリメントとして、錠剤タブレットや顆状の品が多いですね。
またサプリメントよりもやや機能は落ちる?かもしれませんが、ラクトリスを配合している「アドメイト サプリトリーツ ヨーグルト&乳酸菌」等は、ご褒美がてらオヤツとして手軽に乳酸菌が摂れておすすめです。大切なワンにゃんのお腹の健康をサポートしてくれる乳酸菌、これからも良い品があれば、これからも逐次ご紹介したいと思います。